2012年1月18日水曜日

百薬の長 お酒の適量について

年末年始の飲み会でかなり飲み過ぎた方も多いんじゃないかと思いますが、今回はアルコールの適量について書きますね。

百薬の長と言われるお酒も、あくまで適量を飲むことが前提ですね。
では、適量ってどれ位?
厚生労働省によると
「通常のアルコール代謝能を有する日本人においては「節度ある適度な飲酒」として、1日平均純アルコールで約20g程度である旨の知識を普及する」

と、あります。 要するに、すでに飲酒習慣のある人はまぁ、20g程度のアルコール摂取は認めようじゃないか。と謂う事ですね。で、赤くなるような人や女の人はソレより少なくなきゃダメよ、と述べているわけです。では、この20gのアルコールってどれぐらいなのでしょうか?
 ラベルなどにはアルコール濃度が記載されておりますが、%(パーセント)や度などと書かれています。これを重量に換算しなければなりませんが、アルコールは水よりも比重が小さいので同じ容量でも水よりも軽い事に注意が必要ですね。

アルコール5%のビール350mlには何グラムのアルコール?


まず、350ml中のどらビールに入っているアルコールは全体の5%ですから、17.5mlになります。
アルコールの比重は水に比べて軽く約0.8なので、17.5×0.8で計算すると重量が求められますので14グラムになります。

 日本酒 15.5%のアルコール20グラム…161ml
焼酎  30%のアルコール20グラム…83ml
ビール 6.5%のアルコール20グラム…384.6ml

どうでしょう?意外と少量で20グラムのアルコールは摂取してしまいますね。
「そんだけじゃ足りねーよ!」と聞こえそうですw

酒は百薬の長といわれる一方で肝障害、高血圧などの慢性疾患やビタミンB1、マグネシウム、亜鉛など栄養素欠乏の問題もあります。
じょうずにお酒と付き合っていくのも大切ですね。